最近、InstagramやFacebookに綺麗な水中写真を見られたことがあると思います。
それぞれの写真は本当に素晴らしく、心を奪われるものもありじっと見ていても飽きないですよね。自身でも何とかあんな水中風景写真や大好きな生物の写真を撮ってみたいと思いませんか?
これから水中写真を始めたい方にカメラの選び方と何を揃えればいいのかをご紹介させて頂こうと思います。あくまでも私個人的な見解ですので参考になれば幸いです。
では、最初に何をすればいいのか順を追ってご案内させて頂きます。
1.撮りたい画像を考える
先ず自分でどんな水中写真を撮りたいかイメージしてみて下さい。
水中の地形や風景、大きな魚の群れなど目で見たものをより迫力のある画像にしてみたいと思うなら“ワイド”、
魚の表情や小さな生物をアップで撮りたい場合は“マクロ”と、
この2つのいずれかを選択してカメラとその他の周辺器材を用意する事が必要となって来ます。
では、実際にそのような画像を撮るにはどんなカメラでどんな周辺器材が必要になるかを実際のインストラクターが使っているカメラも交えてご紹介させて頂こうと思います。
2.デジタルカメラの種類を選ぶ
デジタルカメラの種類ですが大きく分けて3つに種類があり、コンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラ、デジタル一眼レフカメラとあります。
それ以外に、アクションカメラと言われるGoPro等、身体に付けて目線の様な迫力ある画像が撮れるカメラもありますが、
今回はコンパクトデジタルカメラ、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラの3つについて、簡単にご紹介させて頂きます。
先ずは、カメラ選びでやはり大きな問題となるのは費用ですよね。その費用面から考えて選ぶと
一番はコンパクトデジタルカメラ、
二番はミラーレス一眼カメラ、
三番一眼レフカメラ
となります。
撮った画像の出来具合の方から考えると、
一番は一眼レフカメラ、
二番はミラーレス一眼カメラ、
三番はコンパクトデジタルカメラ
となりますがこれはあくまでもざっくりとした個人的見解です。
撮りたい画像と費用面から考えてみてご自分に合ったカメラを選択してみては如何でしょうか?
各カメラについて簡単にわかりやすく説明させ頂きます。
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラは、陸上も水中においても取り扱いが簡単で携帯電話くらいの大きさで持ち運びも容易で汎用性に優れており、価格もミラーレス一眼カメラや一眼レフカメラと比較すると安価で、拡張する事も出来ます。
コンパクトデジタルカメラの機能としては様々なシーンに合わせた最適な設定をカメラ自体が自動で行ってくれますので撮影者はモードを選択するだけでそれなりの美しい画像が撮影することが出来ます。
これは陸上でも水中においても同様です。では実際に水中で画像を撮る時には何が必要だと思いますか?
コンパクトデジタルカメラの中には防水性の高いものもあり、防水でないものもありますがいずれにしても、水中で使用するのであれば、必ずハウジングと言われるケースに入れなければなりません。防水性の高いカメラにおいても水中に持っていく場合は、ハウジングに入れる事をおすすめします。これはカメラ本体の寿命を延ばすことにもなります。
ハウジングに入れることで水中での撮影が可能となります。
では、撮影したい画像についてはどうでしょう?
コンパクトデジタルカメラの中にはワイド撮影とマクロ撮影が選択出来るモードもありますがハウジングのみで容易に様々な水中シーンを撮影する事が可能となって来ます。
そして、もっと画像の幅を広げたいのであれば外付けレンズ・ライト・フラッシュ等の機材をハウジングに装着することでより、様々なシーン撮影が可能となります。
一先ず、水中撮影を始めるならコンパクトデジタルカメラは費用的にも取扱いについても容易なので、このカメラからスタートするのが良いかと思います。
またカメラの取扱いや設定、注意するべきところ等々、勉強しながら撮影技術もスキルアップ出来るので最適だと思います。
ミラーレス一眼レフ・一眼レフ
これらのカメラは基本的に陸上での使用を目的としており、防水機能もないカメラでコンパクトデジタルカメラと大きく違うところは、大きさが大きい事とレンズを交換できるところです。
選ぶレンズにより撮影出来る画像が変わってきますのでコンパクトデジタルカメラのように水中でワイドもマクロもと撮ることが出来ないので最初に撮りたい画像を決めてその画像に合ったレンズを装着しなければいけません。
防水機能もないので専用のハウジングが必要となります。
カメラ自体の構成としては、カメラ本体・レンズこれにより撮影が可能となり、水中撮影をする場合はこれにハウジング・フラッシュもしくはライト等、様々な機材が必要となります。
またワイドとマクロの両方を撮る場合は、それに合わせたレンズとハウジングに装着するポートと呼ばれるレンズに合ったカバーが必要となります。
コンパクトデジタルカメラに比べると一つ一つ部分的に必要なパーツと用意しなければならないので面倒ですし、費用的にも高額になりますがかけた費用に見合う画像を撮ることが出来るのはこれらのカメラで、おおよそ水中カメラマンが撮るような画像を撮ることが出来る様になります。
このクラスのカメラを扱う場合はカメラ本体の操作方法について勉強しなければいけませんし、構図・露出・絞り・感度等々、撮影するにあたりカメラの設定も勉強しなければ思った画像を撮るのは困難となります。
こうなってくるとかなりマニアックになって来ますが自分で撮りたい画像が思うように撮れることは非常に楽しくなって来る事、間違いありません。
3. 実際に撮影してみる
実際に水中に入って撮影してみるとなかなか、思うように身体も動かずとりあえずシャッターを切るだけになってしまいがちです。
カメラは両手でしっかりと押さえて固定する様にしなければうねりや流れで被写体にピントが合わなくなってしまいます。しっかり呼吸を整えてピントが合った瞬間にシャッターを押せるように水中での技術も必要です。
まとめ
色々とカメラについてお話をさせて頂きましたがカメラの性能は非常に進歩しています。ちょっとした手ブレも補正があるだけでピントがしっかりと合い、それなりの画像が撮れる様になっています。
ですが、操作するのは人間ですので、一番大切なのはその人のダイビング技術です。
水中撮影する行為は陸上と違い様々な影響がありますのでその人それぞれのダイビング技術が大きく影響します。
単にシャッターを押すだけでは思ったような画像を撮ることは出来ませんので水中における浮力調整等の技術をしっかりとマスターし思ったような水中写真を撮れるよう、まずはダイビング技術を磨いてから始めるのも大切かもしれませんね!!
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